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福田 一典

Fukuda Kazunori

私は大学医学部を卒業後、一貫してがんの診療と基礎研究に携わってきました。外科医としてスタートした後、病理学や生化学や分子生物学の領域で西洋医学的ながんの基礎研究を行いました。


一方でがん患者さんの全身・全体を診るホリスティック(全人的)医学の視点から、食事療法や漢方薬やサプリメントを使ったがんの予防と治療の研究を行いました。結果的に、西洋医学と東洋医学の両方の領域でがんの臨床と基礎研究を行ってきました。漢方薬の研究を始めたきっかけは、がんの予防や治療に役立つ成分が漢方薬の中に多く含まれていることや、体の治癒力や回復力を高める漢方治療は西洋医学の標準治療の欠点を補うことができることを知ったからです。漢方薬メーカーや国立がんセンターの研究所で、がんの予防や治療における漢方薬の役割に関して先駆的な研究を行い、ついで岐阜大学医学部の東洋医学講座でがん患者さんの漢方治療を実践しました。

 

複数の大学医学部の研究機関、病院や診療所、製薬企業の研究所、国立がんセンター研究所など様々な医療現場や研究施設で経験を積んだのは、常に新しいことを求めていたからです。がんを治す方法を見つけたいと思ってきました。

 

しかし、がんを治すことの困難さを思い知り、がんの標準治療の多くの問題点や限界に気づきました。そこで、標準治療の欠点を補う医療が必要と考えるようになり、2002年5月にがんの漢方治療と補完・代替医療を専門とするクリニックを開設しました。標準治療を否定するのではなく、標準治療の効果を最大限に高めることを目標にしています。オーダーメイドの漢方治療を基本にして、食事療法やサプリメントなども使用しながら、個々の患者さんに一番合う「 体にやさしいがん治療 」を実践することを目的としています。がんで苦しまれている方々に、体に備わった治癒力や抵抗力を引き出す手助けをすることで、病気を克服するお役に立ちたいと願っています。

 

開業するまでは、大学や研究施設など、ほぼ3年で次の勤務先に移る生活でしたが、現在の診療が20年以上も長く続いているということは、自分の使命や理想に近いということかもしれません。今でも海外の論文など、絶えず新しい情報を探しています。そうして得た知識は皆さんにすべて伝えたい、がんのことをもっと知ってほしい、そんな思いで情報を発信することを私の使命だと思っています。

経歴

昭和28年福岡県生まれ。昭和53年熊本大学医学部卒業。銀座東京クリニック院長。がんの漢方治療と補完・代替医療(保険適用外使用医薬品やサプリメント)を専門に診療。エビデンスと費用対効果を重視した経済的負担が少ない、がんの補完・代替医療を実践。著書に『ブドウ糖を絶てばがん細胞は死滅する!』など、多数。

1953年(昭和28年)

1978年(昭和53年)

1979年(昭和54年)

1981年(昭和56年)

1984年(昭和59年)

1985年(昭和60年)

1988年(昭和63年)

1992年(平成4年)

1995年(平成7年)

1998年(平成10年)

2002年(平成14年)

​現在 

福岡県に生まれる

熊本大学医学部卒業

熊本大学医学部付属病院外科研修医

鹿児島県出水市立病院外科医員

久留米大学医学部第一病理学教室助手

北海道大学医学部生化学教室研究生

久留米大学医学部第一病理学教室助手

米国 バーモント(Vermont)大学医学部生化学教室 博士研究員

株式会社ツムラ中央研究所 部長

国立がんセンター研究所 がん予防研究部第一次予防研究室室長 

岐阜大学医学部東洋医学講座助教授

銀座東京クリニック開設

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